お問い合わせありがとうございます。
HARKでサポートしているデバイスは下記のURLに掲載しております。
https://www.hark.jp/document/supported/
購入後すぐに利用できるデバイスとしてはTAMAGO-03を推奨しております。
研究用途向けという事もあり、PS-EyeやKinect等と比較すると高価になりますが
マイク数も多く直線配置ではないため全方位(360度)の定位/分離に優れています。
PS-EyeやKinectはゲーム機用に開発された事もあり、主にTVの正面側(180度)
に対して定位する事が目的に設計されているためです。
手元に無いため確認は出来ないのですが、お手持ちの Respeaker Mic Array v2.0
については仕様書を見る限りですが正しく設定出来ればHARKでも使用出来るように見えます。
UAC1.0に対応しているようですので仕様通りであればHARKでも動作するはずです。
お使いの環境はWindowsでしょうか、それともVirtualMachine上のUbuntuでしょうか。
まず、実際にHARKをお使いになる環境でaudacityというソフトウェアをインストールし
録音が可能かご確認ください。
WindowsではInstallerをダウンロードして実行する事で入れる事が可能です。
Ubuntuでは sudo apt install audacity
で入れる事が可能です。
audacityで録音した際に6chで正常に録音ができていれば Respeaker のファームウェアは
6ch用に書き換えられていると思われます。WiKiでもaudacityを使用して確認している様です。
Ubuntuでご使用になる際は、 Respeaker が接続されたデバイス番号が間違っていないか
ご確認の上でネットワークファイルを設定してください。
USBデバイスは接続の度に(抜き差しの度に)番号が変わる事があります。
内蔵に plughw:0,0
が設定されることが多いため plughw:1,0
や plughw:2,0
等
になるかと思います。
ネットワークファイルの設定ですが、
AudioStreamFromMic ノードでは CHANNEL_COUNT を 6 (デバイスのチャネル数)に設定し、
その直後には ChannelSelector というノードを接続します。MultiFFT等の前に接続してください。
ChannelSelector ノードで SELECTOR を <Vector<int> 1 2 3 4> と設定する必要があります。
理由は、マイクアレイの録音データではない不要な0chと5chを使用しないようにするためです。
伝達関数を4chで作成している状態でLocalizeMUSICに6chの入力が来るとエラーします。
そのため、必ずChannelSelectorで不要なchをフィルタしてください。
手元に Respeaker が無いため確認は出来ませんが、仕様書の通りであれば上記の
ChannelSelectorが必要になりますのでお試しください。
また、動作確認として Respeaker で録音が出来ているかだけを確認するネットワークファイルを
作成してみては如何でしょうか。
AudioStreamFromMicの直後にSaveWavePCMを接続し、ファイル名の指定とbit数を合わせてください。
6chのWAVファイルが出来ていればマイクとしては上手く動作しているのでネットワークファイルの
設定の問題だけと思われます。
以上、ご確認のほどよろしくお願いします。