Reply To: harktool5-guiについて

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#2697

追加情報ありがとうございます。

> > 通常の環境であれば、インパルスのピーク波形(大きな振幅)の後に残響(小さい振幅が減衰して続く)が出ていれば問題ないはずです。
> と変身をいただいたのですが見る限りだと後ではなく先に残響が出ている気がするのですが大丈夫でしょうか?

time.png を拝見しました。インパルス波形以外に若干振幅が出ていますが振幅も小さく残響ではないようです。残響の場合は、インパルスの後に減衰しながら振動する波形が出ます。収録環境によるのですが、 time.png の画像からは殆ど残響がない空間で収録をされているように見えます。

> それと一応過去この部屋で録音した伝達関数も添付していおいたのですが同じ部屋でこれほどに伝達関数が変化することはあるのでしょうか?

kakonomono.png と frequency.png を拝見しました。収録環境やマイク、スピーカの特性により frequency.png のような状況になる可能性はあるのですが、今回は何らかの問題が起きていると考えられます。まず、 frequency.png の5kHz以下の振幅が殆どみられません。収録されているお部屋が同じであるとのことですので、マイクやスピーカ、アンプ等の機材の変更などある場合は特性が違うということになるのですがバンドパスフィルタがかかったかのような極端な波形となっています。

何点か確認させて頂けないでしょうか。

・1点目
transfer_function.png で TSP Offset や Mouth TSP Start が 48384 となっていることを確認しました。TSPはダウンサンプリング後のPCMファイルを HARKTOOL に入力されているという認識ですが違いますでしょうか。また、初期値が 16384 になっていたはずですが変更されましたでしょうか。TSP Offset が行われる理由は繰り返し再生するTSPの最初の1回分(16384サンプル分)には残響が含まれない為です。複素回帰モデルで作成する場合は音が含まれている区間を指定するだけなので影響が少ないですが、通常の同期TSPの場合は加算平均を行うため残響が含まれない1回をスキップしています。

・2点目
Mouth TSP Start ~ Mouth TSP End の区間が 16384 サンプル分となっていましたが、TSP1回分(16384サンプル分)だけの区間に設定されている理由(例えば収録中に雑音が入ったので雑音の無い区間だけにしたなど)がございますでしょうか。TSPは16回繰り返して再生しているため長めに例えば 10 回分の 163840 サンプル分ぐらいの範囲で設定された方が精度が上がります。

・3点目
前回伝達関数を作成された際 (kakonomono.png) の収録時点から今回の収録で変更のあった部分について差し支えない範囲でお伺いしても宜しいでしょうか。例:部屋の壁面に吸音材を貼り付けた、機材を**から**に変更した、など。また、1~2方向分だけで良いので収録されたTSPのオリジナル(ダウンサンプリング前)のWAVファイルを頂く事は可能でしょうか。

以上、宜しくお願い致します。