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iGEVDは雑音相関行列を逐次的に変化させるという認識で合っています。追加パッケージは不要です。
直前(指定したフレーム前)の相関行列を雑音相関行列とみなすことで実現します。
仰る通り、作成済み雑音相関行列を CMLoad ノードで読み込む代わりに CMMakerFromFFT または CMMakerFromFFTwithFlag ノードで相関行列を生成しながら LocalizeMUSIC ノードの NOISECM 端子に与えるネットワークにします。
ここで注意点として、INPUT 端子へ入力する信号と NOISECM 端子へ入力する雑音相関行列を同じフレームから生成してしまうと自分自身を WhiteNoise 化してしまうため MUSIC スペクトルでピークが出なくなってしまいます。そのため、 Delay ノードを挿入して入力フレームをずらす必要があります。
HARKの仕様として、 Delay ノードに与える遅延量は負値で与える必要がありますのでご注意ください。正値で入力した場合、後段ノードに対して入力が揃っていない状態で計算指示を出している意味になりクラッシュします。負値の場合は、後段ノードに先行フレームなのでバッファに保持しておいてくださいという指示になり、後段ノードの計算開始タイミングをずらすという処理となります。
iGEVD-MUSIC の場合は LocalizeMUSIC のパラメータを GEVD に、iGSVD-MUSIC の場合は LocalizeMUSIC のパラメータを GSVD に設定して下さい。
iGEVD/iGSVD いずれの場合も継続音がある場合は雑音として扱われてしまうため、人間の声で「あーーーー」と言い続けていたり電子音で「ピーーーー」と鳴り続けている場合には音の出始め部分だけピークが出て、あるフレーム以降はピークが消えます。
検出したい継続音がある場合は、 Delay ノードの遅延フレーム数と CMMakerFromFFT ノードや LocalizeMUSIC ノードのウィンドウサイズを調整して頂くと解決できる場合があります。
ご不明な点がございましたら、コメントでご返信ください。
以上、宜しくお願い致します。
HARK Support Team.